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こんにちは、中古PC手帖の匠です。
中古ノートパソコンは、同じ価格でも世代、メモリ容量、液晶の見やすさ、保証内容がかなり違います。商品名に「Core i5」「Windows 11搭載」と書かれているだけでは、快適に使える一台かどうか判断できません。
私も中古パソコンや周辺機器を自分で購入し、メモリの増設や動作不良への対応をしてきました。その経験から感じるのは、性能表の一部分だけで決めると、使い始めてから小さな不満が積み重なりやすいということです。
2026年にネット閲覧やOffice作業をするなら、Windows 11へ正式対応したCPU、メモリ8GB以上、SSD搭載を最低線にしてください。複数のアプリやブラウザのタブを同時に開くなら、メモリ16GBを選ぶほうが現実的です。この記事では、初心者でも販売ページのどこを見ればよいか、順番に解説します。
- 2026年に必要な中古ノートパソコンの最低スペック
- Windows 11正式対応モデルを見分ける方法
- 液晶や端子を含めた失敗しにくい確認項目
- 用途と予算に合う狙い目の中古モデル
2026年の最低スペック

中古ノートパソコンの最低スペックは、Windowsが起動するかではなく、日常の作業を無理なく続けられるかで考えます。数年間使う予定なら、購入時点で余裕がほとんどない構成は避けたいところです。
2026年の最低線は、Windows 11正式対応CPU、メモリ8GB、SSD 256GB、フルHD液晶です。快適さを優先するなら、メモリ16GBとSSD 512GBを基準にすると選びやすくなります。
必要スペックの早見表
用途ごとの目安を表にまとめました。数値はあくまで一般的な目安であり、使用するアプリや保存するファイルの量によって必要な構成は変わります。
| 確認項目 | 最低線 | おすすめ | 重めの作業向け |
|---|---|---|---|
| CPU | Windows 11正式対応のCore i3またはRyzen 3 | 第10世代以降のCore i5またはRyzen 5 4000番台以降 | 新しい世代のCore i5、Core i7、Ryzen 5、Ryzen 7 |
| メモリ | 8GB | 16GB | 16GB以上 |
| ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB | SSD 1TB |
| 液晶 | フルHD | フルHDの非光沢液晶 | 用途に応じて高解像度液晶 |
| 通信 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6以上 |
ネット検索、動画視聴、文書作成が中心なら、Core i5、メモリ16GB、SSD 512GBという構成が使いやすいですよ。一方、メールの確認や簡単な入力だけなら、メモリ8GBとSSD 256GBでも対応できます。
迷ったときはCPUの肩書より、メモリ16GBとSSD 512GBを優先するのが私の考えです。中古市場ではCPUだけ立派で、メモリやストレージが少ない商品もあるため、全体の釣り合いを見てください。
CPUは世代まで確認する
CPUは、パソコンの処理を担当する部品です。ただし、「Core i5だから速い」「Core i7なら安心」とは限りません。同じCore i5でも発売された世代が違えば、性能、消費電力、Windows 11への対応状況が変わります。
Intel製CPUでは、型番の先頭付近から世代を判断できます。例えば、Core i5-8250Uは第8世代、Core i5-10210Uは第10世代、Core i5-1135G7は第11世代です。初心者には第10世代以降のCore i5が価格と使いやすさの釣り合いを取りやすい狙い目でしょう。
AMD製なら、Ryzen 5 4500U、Ryzen 5 PRO 4650U、Ryzen 5 5500Uなどが候補になります。ただし、Ryzenは型番だけで設計世代を読み取りにくい製品もあります。商品名だけで決めず、正確なCPU型番を検索し、発売時期とWindows 11への対応を確認してください。
極端に安い中古品には、古いCore i7を搭載した機種もあります。世代の新しいCore i5が、古いCore i7より快適な場合は珍しくありません。CPUのブランド名と数字の大きさだけで比べないことが大切です。
メモリは8GB以上を選ぶ
メモリは、作業中のデータを一時的に置く場所です。机の広さに例えると分かりやすく、容量が少ない机では、資料を広げるたびに片づけが必要になります。その結果、ブラウザの切り替えやアプリの起動が遅く感じられるわけです。
2026年の中古ノートパソコンでは、8GBを最低スペック、16GBをおすすめスペックと考えてください。ブラウザのタブを数枚開き、WordやExcelを単独で使う程度なら8GBでも動きます。しかし、オンライン会議をしながら資料とブラウザを開く使い方では、16GBのほうが明らかに余裕があります。
4GBモデルは価格が安くても、これから選ぶ一台としてはおすすめしません。Windowsの基本動作だけでメモリの多くを使うため、少し作業を増やしただけで待ち時間が発生しやすくなります。
購入後に増設するつもりなら、空きスロットの有無も確認しましょう。薄型モデルではメモリが基板へ直接取り付けられ、交換や増設ができないことがあります。「最大16GB」という表記と「16GB搭載」は意味が違うので注意してください。
◆匠のワンポイントアドバイス
私は複数のブラウザ画面やOfficeを同時に使うので、8GBから16GBへ増やしたときは操作の引っかかりが減ったと感じました。増設できない機種なら、購入時に16GBを選んでおくほうが安心ですよ。
ストレージはSSDを選ぶ
ストレージは、Windows、アプリ、写真、文書などを保存する部品です。中古品にはHDD搭載モデルも残っていますが、2026年に選ぶならSSDを前提にしてください。SSDはHDDより起動や読み込みが速く、持ち運び時の衝撃にも比較的対応しやすい特徴があります。
容量は256GBが最低線です。文書中心なら使えますが、Windowsの更新、アプリ、スマートフォンの写真を保存していくと余裕は徐々になくなります。長く使うなら512GBが扱いやすく、動画や大量の写真を本体へ保存するなら1TBも候補です。
販売ページでは「SSD搭載」だけでなく、容量と種類も確認します。NVMe SSDは、一般的にSATA接続のSSDより高速です。とはいえ、ネットやOffice中心なら、SATA SSDでもHDDからの違いを十分感じられるでしょう。速度の数字へこだわるより、必要な容量を確保するほうが実用的です。
Windows 11対応の見分け方

中古ノートパソコンの選び方で、2026年に特に気をつけたいのがWindows 11への正式対応です。「Windows 11インストール済み」という表示だけでは、Microsoftの要件を満たしていると判断できません。
正式対応CPUを確認する
Windows 11では、対応CPU、TPM 2.0、UEFI、セキュアブートなどの要件が設けられています。CPUは製品シリーズだけでなく、正確な型番をMicrosoftの対応一覧と照らし合わせるのが確実です。
対応状況は、MicrosoftのWindows 11対応Intelプロセッサ一覧およびMicrosoftのWindows 11対応AMDプロセッサ一覧で確認できます。
Intel Coreシリーズでは第8世代以降が一つの目安として知られていますが、例外や製品ごとの条件があります。そのため、「第8世代ならすべて問題ない」と一括りにせず、CPU型番単位で確認してください。
また、最低要件を満たすことと、2026年に快適に使えることは別です。正式対応していても、性能が控えめなCPUやメモリ8GB未満では、複数作業で待たされる可能性があります。私は、価格差が大きくなければ第10世代以降のCore i5やRyzen 5 4000番台以降から探します。
非対応機への導入を避ける
中古販売ページには、本来の要件を満たさない古いパソコンへWindows 11を導入した商品が見つかる場合があります。今は動いていても、将来の更新やドライバーの提供が同じように続くとは限りません。
初心者が見分けるには、商品説明にあるCPUの完全な型番を確認してください。「Core i5搭載」のように世代が分からない商品は、問い合わせてから購入するのが安全です。販売店が回答できない、または型番を明示しない場合は、別の商品を探したほうがよいでしょう。
Windows 11 Pro搭載という表記は、正式対応を保証するものではありません。OSの種類とハードウェア要件への対応は別の話です。認証状態、CPU型番、TPM 2.0の有無を確認しましょう。
ライセンスも確認する
Windowsのライセンス認証が済んでいるかも大事です。届いた直後は使えても、初期化後に認証できなければ困ります。商品説明に正規ライセンスやライセンス認証について記載があるかを見てください。
Office付きと書かれた格安品にも注意が必要です。「Office」という言葉が、Microsoft 365や永続版Microsoft Officeを意味するとは限りません。互換ソフトが入っているだけの場合や、ライセンスの出所が分かりにくい場合もあります。
Microsoft Officeが必要なら、製品名、版、利用期限、ライセンスの引き継ぎ条件を確認します。ブラウザ版や互換ソフトで足りる人は、Officeなしの本体を選び、必要な環境を自分で用意する方法もあります。
用途別のおすすめスペック

必要な性能は、何をするかによって変わります。高性能なモデルほどよいわけではなく、使わない性能へ予算をかけると、重量や電池持ちで不利になることもあるでしょう。
ネットとOffice中心
ウェブ検索、動画視聴、メール、Word、Excelが中心なら、Core i5またはRyzen 5、メモリ8GB以上、SSD 256GB以上が目安です。複数の作業を並行するなら、メモリ16GBとSSD 512GBを選んでください。
この用途では、高価な独立型の画像処理部品は基本的に必要ありません。それよりも、フルHDの非光沢液晶、打ちやすいキーボード、静かな冷却ファンに予算を回すほうが毎日の満足度につながります。
自宅中心なら15.6型、持ち運ぶなら13.3型から14型が選びやすいサイズです。表計算をよく使う人は、画面の広さに加え、テンキーが必要かも考えておきましょう。
オンライン会議と学習
オンライン会議やオンライン授業では、CPUとメモリだけでなく、カメラ、マイク、スピーカー、無線通信の状態が重要です。カメラを使いながら資料とブラウザを開くため、メモリ16GBが快適でしょう。
内蔵カメラの解像度が低くても、会議自体はできます。しかし、映像の暗さや音声の聞き取りにくさは、数字だけでは分かりません。商品説明にカメラの有無が書かれていない場合は、搭載を前提にしないでください。
イヤホン端子、Bluetooth、USB端子の位置も見ておきます。端子が少ない薄型機なら、楽天市場などで購入できるUSBハブを組み合わせる方法があります。ただし、映像出力や充電に対応するかはハブとパソコン双方の仕様確認が必要です。
写真編集と軽い動画編集
写真編集や短いフルHD動画の編集なら、比較的新しいCore i5、Core i7、Ryzen 5、Ryzen 7とメモリ16GB以上を目安にします。SSDは512GB以上が扱いやすく、素材を多く保存するなら1TBが便利です。
この用途では、液晶の色の見え方も無視できません。安価な業務用中古ノートは、表示できる色の範囲が狭かったり、見る角度で色が変わったりする場合があります。趣味の簡単な編集なら使えても、印刷物や仕事用の色確認には向かないことがあるでしょう。
動画編集を日常的に行うなら、独立型の画像処理部品を搭載した機種も候補です。ただし、中古の高性能ノートは発熱が大きく、バッテリーの消耗やファンの音も増えがちです。性能だけでなく、冷却状態と保証を慎重に見てください。
ゲーム目的は慎重に選ぶ
一般的な事務用中古ノートは、最新の3Dゲームには向きません。ゲーム名ごとに必要なCPU、メモリ、画像処理部品が違うため、遊びたいゲームの公式動作環境を先に調べます。
中古ゲーミングノートは新品より安く買えることがありますが、発熱の大きい部品を長時間使っていた可能性があります。冷却ファン、キーボード、液晶、電源アダプターの状態を確認し、保証のある販売店から選んでください。
軽いゲームだけなら内蔵グラフィックスで動く場合もあります。それでも、ゲーム側の更新で必要性能が上がる可能性があるため、「起動できる」と「快適に遊べる」を分けて考えましょう。
スペック以外の確認項目

中古ノートパソコンでは、処理性能が同じでも使い心地に差が出ます。液晶、キーボード、端子、バッテリーは交換しにくい部分なので、購入前の確認が欠かせません。
液晶の解像度と状態
2026年に選ぶなら、解像度は1920×1080のフルHDをおすすめします。1366×768の液晶は文字を表示できますが、作業領域が狭く、ウェブページや表計算で上下左右の移動が増えます。
表面は、照明の映り込みを抑えやすい非光沢液晶が仕事向きです。光沢液晶は写真や映像が鮮やかに見える一方、明るい部屋では自分や照明が映りやすくなります。
中古品では、輝度むら、白い点、黒い点、圧迫痕、黄ばみも確認します。販売店ごとに液晶不良の判定基準が異なり、わずかな点欠けは保証対象外になる場合があります。状態ランクだけでなく、実物写真と保証規定まで読んでください。
キーボードと外装
キーボードは中古品らしさが出やすい場所です。文字の消え、キーの光沢、沈み込み、反応不良がないかを見ます。特に業務でよく使われるEnter、Backspace、スペースキーには使用感が出やすいものです。
配列も確認しましょう。日本語配列と英語配列では、記号やEnterキーの位置が違います。写真と説明文が一致しているかを見て、テンキー、バックライト、指紋認証の有無も必要に応じて確認してください。
外装の傷は動作へ直結しない場合がありますが、ヒンジの緩みや割れは別です。開閉部分が弱っていると、液晶ケーブルや本体の破損につながる可能性があります。角の打痕、底面の欠け、ゴム足の欠品も写真でチェックしましょう。
◆匠のワンポイントアドバイス
外装の小傷は使い始めると気にならなくても、キーの反応不良やヒンジの緩みは毎回の操作に影響します。私は見た目のきれいさより、入力部分と開閉部分の状態を優先しています。
端子と充電器の種類
必要な端子は使い方から逆算します。マウスやUSBメモリを使うならUSB Type-A、外部モニターへつなぐならHDMIやDisplayPort対応USB Type-C、有線LANを使うならLAN端子が必要です。
USB Type-Cが付いていても、充電や映像出力に対応するとは限りません。形が同じでも機能は異なるため、メーカーの仕様表で確認します。ドッキングステーションを使う予定なら、この点は特に大切です。
純正のACアダプターが付属するか、必要な電力を供給できるかも見てください。出力不足の充電器では、充電が遅い、使用中に電池が減る、性能が制限されるといったことがあります。
バッテリーは消耗品
中古ノートパソコンのバッテリーは、新品時より容量が減っていると考えるのが自然です。「バッテリー駆動可能」という表記だけでは、何時間使えるか分かりません。保証対象外としている販売店も多いため、商品説明と規約を読んでおきましょう。
持ち運びが多いなら、現在の満充電容量や充電回数が分かる商品を選ぶと判断しやすくなります。ただし、表示値にも誤差があり、実際の駆動時間は画面の明るさ、通信、使用アプリで変わります。
交換用バッテリーが入手できる機種なら、後から対応できる余地があります。一方、内蔵式は分解作業が必要です。自分で作業しない人は、交換サービスの有無と費用も調べてください。
重さと持ち運びやすさ
毎日持ち歩くなら、重さは本体だけでなく充電器も含めて考えます。一般的な目安として、1.0kgから1.4kg程度は持ち運びやすく、15.6型で2kg前後になると徒歩移動では負担を感じやすくなります。
ただし、軽ければ必ず使いやすいわけではありません。薄型軽量モデルは端子が少ない、メモリを増設できない、キーボードの押し心地が浅いといった場合があります。
自宅で画面を見やすい高さにしたいなら、角度を調節できるノートパソコンスタンドも便利です。外付けキーボードと組み合わせれば、長時間作業時の姿勢を調整しやすくなります。
中古パソコンの狙い目
狙い目は、単に最安値の商品ではありません。企業で使われていた法人向けモデルのうち、部品の入手性が高く、状態と保証が明示された商品を探すと選択肢が見えやすくなります。
法人向けモデルを探す
ThinkPad、Let’s note、LIFEBOOK、dynabook、VersaPro、Latitude、ProBook、EliteBookなどの法人向けシリーズは、中古市場で数多く流通しています。端子が比較的多く、保守を考えた作りの機種が見つかりやすいのが特徴です。
同じシリーズでも世代や型番によって仕様は違います。例えば、メモリを交換できるモデルと基板直付けのモデル、USB Type-C充電に対応するモデルとしないモデルがあります。シリーズ名だけで決めず、末尾まで含めた型番で仕様書を確認してください。
狙いやすい構成は、第10世代から第11世代のCore i5、またはRyzen 5 4000番台から5000番台、メモリ16GB、SSD 512GB、フルHD液晶です。在庫や価格は時期で変わりますが、事務作業からオンライン会議まで対応しやすい組み合わせでしょう。
専門店の保証を比べる
初心者ほど、個人間取引より保証と検査内容が明記された販売店をおすすめします。中古品は一台ごとに状態が違うため、初期不良時の連絡先と返品条件があるだけでも安心感が変わります。
保証期間だけでなく、液晶、バッテリー、キーボード、ACアダプターが対象かを確認してください。送料の負担、修理と交換のどちらになるか、返金条件も販売店によって異なります。
中古パソコン専門店の公式通販で、保証付きノートを比較すると、CPU型番や状態ランクを確認しやすくなります。広告の言葉だけで決めず、商品ページの実物写真、検査項目、保証規定まで読んで選んでください。
価格だけで決めない
安い中古品へメモリやSSDを追加すると、最初から上位構成を買うより高くなることがあります。部品代に加え、工具、作業時間、故障の危険も含めて考えましょう。
例えば、メモリ8GB、SSD 256GBのモデルと、メモリ16GB、SSD 512GBのモデルの差が小さいなら、後者を選ぶ価値があります。反対に、簡単に増設できる機種が大幅に安いなら、自分で作業する選択もありです。
Office、ACアダプター、保証、送料まで含めた総額で比べることも忘れないでください。表示価格だけ安くても、必要なものを追加すると予算を超える場合があります。
購入前のチェック手順

商品を眺めながら迷い続けるより、確認する順番を決めておくと判断が速くなります。私は、用途、OS対応、基本性能、状態、保証の順で候補を絞ります。
用途と予算を決める
最初に、使うアプリ、持ち運ぶ頻度、必要な画面サイズを書き出してください。「できるだけ高性能」では候補が広がりすぎますが、「オンライン会議をしながらExcelを使う」「週3回持ち歩く」と決めれば必要な構成が見えてきます。
本体予算には、マウス、ケース、USBハブ、Office、交換用バッテリーなどの費用も含めます。周辺機器をすでに持っているなら、端子が合うかを確認しましょう。
ネットとOffice中心なら、一般的には5万円前後から探しやすくなります。ただし、中古価格は在庫、状態、保証、販売時期で変動するため、この金額は固定的な相場ではなく目安です。
商品ページを確認する
商品ページでは、CPUの完全な型番、メモリ容量、SSD容量、液晶解像度、端子、無線通信、カメラ、OS、付属品を一つずつ確認します。不明な項目を「たぶん付いている」と補わないことが大切です。
次に、傷や不具合の記載を読みます。「使用感あり」「液晶に圧迫痕」「キーボードにテカリ」といった表現が、どの程度の状態を指すかは店によって違います。実物写真があるなら拡大して見てください。
商品写真が共通画像の場合、届く個体の傷やキーボード配列が同じとは限りません。個体差を許容できない人は、現物写真を掲載する商品や状態を細かく選べる店が向いています。
保証と返品条件を読む
保証は「何か月あるか」だけでは不十分です。自然故障のみ対象なのか、到着時の破損はどう扱われるのか、バッテリーや液晶の点欠けは除外されるのかを確認します。
初期不良の連絡期限が短い場合もあります。届いたら放置せず、早めに電源、充電、Wi-Fi、キーボード、USB端子、カメラ、スピーカーを試してください。
返品時にデータを消去する必要もあります。そのため、初期確認が終わるまでは大切な個人データを大量に移さず、必要最小限の設定で動作を見ると対応しやすいでしょう。
到着後すぐ動作確認する
開封時は、本体の傷、液晶割れ、付属品を確認します。配送中の破損が疑われる場合に備え、箱と梱包材は動作確認が終わるまで残してください。
電源を入れたら、Windowsのライセンス認証、更新、デバイスのエラーを確認します。そのあと、キーボードの全キー、タッチパッド、カメラ、マイク、スピーカー、Wi-Fi、Bluetooth、USB端子、映像出力を順番に試しましょう。
バッテリーの減り方、冷却ファンの異音、本体の異常な発熱も見ます。高負荷時に温かくなるのは普通ですが、軽い作業でも電源が落ちる、焦げたような臭いがする場合は使用を中止し、販売店へ相談してください。
◆匠のワンポイントアドバイス
届いた日に一通りの端子まで試すのが大事です。普段使わないHDMIやSDカード端子ほど、保証期間を過ぎてから不具合へ気づきやすいんですよ。
避けたい中古ノート

安く見えても、数年使うには負担が大きい構成があります。初心者が判断しにくい商品ほど、仕様の不足や説明の曖昧さに注目してください。
メモリ4GBとHDD搭載
メモリ4GBはWindowsと基本的な常駐処理だけでも余裕が少なく、ブラウザやOfficeを使うと動作が重くなりやすい容量です。増設できないモデルなら、購入後の改善も難しくなります。
HDD搭載モデルも、起動や更新に時間がかかります。あとからSSDへ交換できる場合はありますが、OSの移行や再インストールが必要です。初心者は最初からSSD搭載品を選ぶほうが手間を減らせます。
解像度が低い液晶
1366×768の液晶は、低価格な法人向けモデルで見かけます。簡単な入力には使えても、複数の画面を並べる作業や表計算では表示範囲の狭さが気になりやすいでしょう。
外部モニターを常用するなら選択肢になりますが、ノート単体で使うならフルHDがおすすめです。文字が小さすぎる場合は、Windowsの表示倍率を変えれば調整できます。
説明が曖昧な商品
CPUの世代、SSD容量、液晶解像度が書かれていない商品は、購入前に問い合わせてください。「高速CPU」「大容量SSD」「きれいな液晶」といった言葉だけでは比較できません。
また、状態ランクの根拠、検査内容、保証規定が分からない店も慎重に判断します。販売者の評価が高くても、個別商品の仕様が不明なら安心材料にはなりません。
中古品は多少の傷があるのが普通です。しかし、情報が少ないことまで中古だから仕方ないと受け入れる必要はありません。あなたが納得できる材料を示している商品を選びましょう。
よくある質問

中古ノートパソコンを初めて買う人から出やすい疑問へ、選び方の基準に沿って答えます。
中古ノートパソコンのよくある質問(FAQ)
Q1. 中古ノートパソコンは何年使えますか?
A. 使用期間は、製造年、過去の使われ方、冷却状態、バッテリーやSSDの消耗によって変わります。一般的な目安として、比較的新しい法人向けモデルを適切に管理すれば数年使える可能性がありますが、年数を保証することはできません。Windows 11正式対応CPU、交換可能な部品、保証の有無を確認してください。
Q2. メモリ8GBでは足りませんか?
A. ネット閲覧や文書作成を一つずつ行うなら、8GBでも対応できます。ただし、オンライン会議、複数のブラウザタブ、Excelなどを同時に使うと余裕が減ります。増設できない機種や数年間使う予定の機種では、16GBを選ぶのがおすすめです。
Q3. Core i5なら世代を問わず快適ですか?
A. いいえ。Core i5は長年使われている名称なので、世代によって性能とWindows 11への対応状況が異なります。2026年に買うなら、正式対応を確認したうえで、第10世代以降を一つの目安にすると選びやすいでしょう。
Q4. Windows 11搭載なら正式対応品ですか?
A. 搭載されているだけでは判断できません。要件を回避して古いパソコンへ導入している可能性もあるため、CPU型番、TPM 2.0、セキュアブートへの対応を確認してください。Microsoftの対応CPU一覧と照合するのが確実です。
Q5. 中古はどこで買うと安心ですか?
A. 初心者には、検査内容、個体の状態、保証、返品条件を明示する中古パソコン専門店が向いています。価格だけでなく、CPU型番や液晶状態を確認でき、初期不良時の連絡先が明確な販売店を選んでください。
中古ノート選びのまとめ
2026年の中古ノートパソコンは、Windows 11正式対応CPU、メモリ8GB以上、SSD 256GB以上、フルHD液晶を最低線にします。ネット、Office、オンライン会議を並行するなら、メモリ16GBとSSD 512GBが使いやすい構成です。
CPUはCore i5やRyzen 5という名称だけでなく、型番と世代を確認してください。Intelなら第10世代以降のCore i5、AMDならRyzen 5 4000番台以降が、価格と日常性能の釣り合いを取りやすい候補になります。
そして、液晶の状態、キーボード、端子、重量、バッテリー、保証も忘れてはいけません。毎日触れる部分に不満があると、十分な処理性能があっても使いにくく感じます。
最低価格ではなく、必要な作業を数年間続けられる一台を選ぶことが、中古ノートパソコンで失敗を減らす近道です。仕様が曖昧な商品を急いで買わず、CPU型番から保証範囲まで一つずつ確かめてください。

